最近、文房具店の店頭で見かける機会が多い商品に、結束バンドというものがあります。平たく細長いひも状の製品で、長さはおおよそ10cmから15cm、通常は30本から50本程度の束になって売られています。文房具店だけでなく均一ショップなどでも販売されているこの商品ですが、もともとは電気工事業者などが使う業務用のものでした。住宅などに電気の配線工事を行う場合、外の電柱からケーブルを引き込み、電源となるコンセントにつなげる必要がありますが、結束バンドはこのケーブルを縛るのが主な用途でした。
複数のケーブルを束ねたり、支柱に巻き付けて固定したりすることによって、ケーブルがバラバラになるのを防ぐことができます。この結束バンドがなぜ文房具店で売られているかというと、DIY用の資材としての使いみちが注目されるようになってきたからです。紐やクラフトテープなどに比べると縛る力が強く、また多少重量のあるものを束ねても輪ゴムのように広がってしまうことがありません。耐久性にも優れているので、何かを長期間固定しておくのに適しています。
たとえば結束バンドを突っ張りポールや金網型のラックなどに巻き付けてゆるく縛れば、フックの代用品になります。バンドで作った輪の中に衣類のハンガーを掛けたり、ネクタイをぶら下げたりなど、さまざまな使い方ができます。賃貸住宅などで、壁に穴を開けてフックを取り付けることが難しい時に利用すると便利です。文房具の結束バンドのことならこちら
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