20mm以上の結束バンドが活躍する現場

結束バンドは基本、20mm以下の幅で構成されているアイテムです。本来は電気配線を束ねるために考案された電気工事部品であるので、太すぎると活用し難いといえます。ホームセンターや100円ショップで販売されているものもこのサイズが主流ですが、業務用であれば20mm以上の結束バンドの需要が高くなるのが特徴です。20mm以上の結束バンドが活躍する現場とは、建設現場やソーラーファームが挙げられます。

建設現場の場合、以前であれば鉄筋やロープを使用していた業務を現在では結束バンドに変更して用いられています。業務の効率化を図っているためであり、バンドであれば締め付けるだけでしっかりと物を固定できる点を考慮されているといえるでしょう。主に鉄鋼資材の固定と足場の仮留めに使われ、30mm以上の太いステンレス製のバンドで作業をなされてます。ソーラーファームでは25mmの特殊ナイロン製バンドとなっており、地面に設置されている土台とソーラーパネルを固定するのに用いられているものです。

特殊ナイロンは紫外線や塩害を受けても劣化することがなく、約10年間はそのまま使用しても問題にならない点が受けています。これらの結束バンドは一般的な製品とは使用されている素材が異なります。しかし、バンドの特性である一度締めると決して緩むことがないという特性を持ち合わせているため、同種のアイテムとして日本工業規格協会で取り扱われています。